倉吉の歴史を深掘りコース(まち歩き)

倉吉市街地を散策し、歴史と文化を知るコース。まち歩きガイドの話を聞きながら歩いた後、個別に施設を巡って興味のあることを深堀りして学びます。
白壁土蔵群(観光ガイド)
ただ歩くだけでは見えない、白壁土蔵群の奥深い魅力を専門ガイドがご案内
白壁土蔵群周辺をガイド付きツアーで一通り散策し、倉吉のまちの成り立ちと歴史を学びます。
有料ガイドのほか、毎週日曜11:00〜12:00は無料ガイドを実施(白壁土蔵群観光案内所出発)
- 住 所
- 倉吉市新町1丁目、東仲町、魚町、研屋町周辺
- 電話番号
- 0858-22-1200(観光ガイド受付)
- 営業時間
- 9:00〜17:00(白壁土蔵群観光案内所)
- 定休日
-
無休(白壁土蔵群観光案内所)
※年末年始は時間短縮営業
徒歩2分
琴櫻記念館
横綱・琴櫻の貴重な資料を展示
倉吉市出身の第53代横綱で前佐渡ヶ嶽親方の琴櫻に関する資料を収めた施設です。写真パネルや化粧まわしなどの貴重な品を展示しており、オリジナルDVDなども見ることができます。今は孫の大関・琴櫻が活躍中です。
※入館無料。
- 住 所
- 倉吉市魚町2518
- 電話番号
- 0858-22-4608
- 開館時間
- 9:00〜17:00
- 休館日
- 水曜
徒歩1分
はこた人形工房
倉吉の風土をまとった愛らしい玩具
「はこた人形」は江戸時代から倉吉に伝わる張り子の人形で、子どもの無事な成長を祈って作られました。「はーこさん」と呼ばれるはこた人形のほか、虎や因幡の白兎などさまざまな張り子が制作・販売されています。はこた人形をはじめ様々な張り子の顔描き体験もできます。
- 住 所
- 倉吉市魚町2529(夢倉内)
- 電話番号
- 090-1185-9732
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 水曜
徒歩1分
町屋 清水庵
餅一筋の餅屋ならでは、オリジナルの名物料理「餅しゃぶ」
昼食は創業百余年、明治時代の町家を活用したその名も「町家 清水庵(せいすいあん)」で。元はお餅一筋のお店で、お餅をカツオだしにくぐらせていただく「餅しゃぶ」はここでしか味わうことができない看板メニューです。味や香り、色どりもさまざまな十二単をイメージしたお餅は、だしでしゃぶしゃぶしていただくとあじがしっかり引き立つ。
- 住 所
- 倉吉市堺町1-876
- 電話番号
- 0120-418-483
- 営業時間
-
11:00〜14:00、17:00〜20:00(L.O)
※短縮営業を行う場合あり。19時以降の来店は要予約。
水曜は11:00〜14:00の昼のみ営業
- 定休日
- 火曜
徒歩5分
豊田家住宅
歴史と文化漂う国登録有形文化財で「歴史講談」
倉吉の伝統的な町家形式を保持した1900年築の国登録有形文化財。倉吉にまつわる「天下の豪商・淀屋」「里見八賢士」「大江磐代君」の歴史講談を聞くことができます(有料)。講談を聞いてからまちを歩けば、理解が深まること請け合い。また、ガラスに絵や文字を掘る彫刻体験も始まりました。
※庭園見学無料
- 住 所
- 倉吉市西町2701
- 電話番号
- 0858-23-0440
- 開館時間
- 10:00~16:00(講談受付は15:30まで)
- 休館日
- 木曜
徒歩1分
旧牧田家住宅(倉吉淀屋)
倉吉市に残る最古の町屋建築
牧田家は1700年代からの商家で、屋号は「淀屋」。今も大阪に「淀屋橋」としてその名を残す豪商・淀屋からのれん分けされた初代・牧田仁右衛門が出身地の倉吉に店を開いたと伝わります。三代目は本家・淀屋のあった大坂に店を構えて淀屋清兵衛を名乗り、本家を再興する形になりました。新町1丁目の大蓮寺には歴代の淀屋清兵衛の墓があります。
※入館無料
- 住 所
- 倉吉市東岩倉町2280-3
- 電話番号
- 0858-23-0165
- 開館時間
- 9:00~17:00
- 休館日
- 木曜
徒歩15分
小川家住宅、小川氏庭園環翠園
数々の芸術家たちが訪れた県内屈指の規模を誇る近代庭園
小川家は明治時代から酒造や綿の商い、製糸で財を成した実業家の家で、明治時代中期に建てられた主屋は倉吉の伝統的な商家建築の特徴をよく示しています。県の保護文化財ですが、近くの旧高多家住宅とともに宿泊施設としての改装が進んでいます。
また小川家の庭園・環翠園は1930年ごろに作られた池泉回遊式庭園で、国の登録記念物、鳥取県指定名勝です。往時には著名な文化人、財界人を招いて茶会が開かれた場所です。園内には茶室などの歴史遺産があり、茶室・南山荘には多くの美術品があります。南山荘ではお茶やお菓子を楽しむことができます。
※要事前予約
- 住 所
- 倉吉市河原町3030-12
- 電話番号
- 0858-27-0190
- 開園時間
- 事前予約制 9:30~11:00/11:00~12:30/12:30~14:00/14:00~15:30/15:30~17:00の5部制 1日5組限定 / 1組10名様まで
- 休園日
- 月~木曜日、【庭園整備期間】冬季(1月、2月)、夏季(7月、8月)、年末年始
徒歩20分
宿泊(ゲストハウスtocotoco)
古民家を改装した1棟貸しのゲストハウス
白壁土蔵群周辺には何軒かの旅館がありますが、まちの雰囲気を楽しむなら町家を改装したゲストハウス「tocotoco」がおすすめ。白壁土蔵群の真ん中にある1日1組限定、1棟貸しのゲストハウスで、定員は最大8人(1人での利用も可)。食事なしの素泊まりだが、キッチンは完備され、地元食材を使って料理も楽しむことができます。
田舎暮らしを経験したいなら古民家ゲストハウス倉吉も候補に入ります。築100年以上の古民家をリノベーションしたゲストハウスで、1人から12人まで利用でき、薪割り体験や冬の薪ストーブでのピザ焼き、収穫体験、バーベキューなども楽しむことができます。
※環翠園から古民家ゲストハウス倉吉までは徒歩35分、車で10分
- 住 所
- 倉吉市新町1丁目2454-2
- 電話番号
- 080-6338-1784
徒歩5分
【2日目】羽衣池(ほどき紙体験)
断ち切りたい過去を整理して、新たな自分へ
打吹公園の一角にある羽衣池では、忘れたい過去や整理したい思いを「ほどき紙」にしたためて浮かべる体験ができます。羽衣池に浮かんだ紙はしばらくすると過去と共に水に溶け、思いを昇華させてくれます。
「ほどき紙」は白壁土蔵群観光案内所にて販売、良縁福お守り(赤または青)付きで400円。
- 住 所
- 倉吉市魚町2568-1(白壁土蔵群観光案内所)
- 電話番号
- 0858-22-1200(白壁土蔵群観光案内所)
- 営業時間
- 9:00〜17:00(白壁土蔵群観光案内所)
- 定休日
-
無休(白壁土蔵群観光案内所)
※年末年始は時間短縮営業
徒歩3分(打吹公園へ)
打吹公園、打吹山
さくらの名所100選に選ばれた山陰を代表する都市公園
まちのシンボル・打吹山は標高204メートルで、スダジイなどの原生林に覆われた自然の宝庫です。天から舞い降りた天女が水浴びをしていたところ、地元の男に羽衣を隠されて男と結婚して二人の子どもをもうけたとされ、数年後に羽衣をみつけて子どもを残して天に帰るという伝説が残ります。その際に子どもが鼓を打ち、笛を吹いて母を呼んだことから「打吹山」と呼ばれたと伝わります。
打吹公園は打吹山の中腹に位置し、都市公園としては東京・日比谷公園に次いで全国で2番目に整備された歴史を持ちます。サクラやツツジの名所としても知られ、花の季節には多くの人が訪れます。
徒歩3分(打吹公園から)
倉吉博物館・倉吉歴史民俗資料館
倉吉の「過去」「現在」「未来」に出会う場所
倉吉博物館は、倉吉の豊かな自然、歴史、民俗、美術工芸に関する資料を収集・保管・展示。
館内では、前田寛治・菅楯彦ら郷土画家の作品を展示する美術部門と、国の重要文化財を含む考古資料を通して倉吉の歴史を紹介する歴史部門を併設。隣接する歴史民俗資料館では、明治・大正期の生活や産業、倉吉絣などを展示し、地域の文化を伝えます。自然と歴史、アートに触れることができる博物館です。
- 住 所
- 倉吉市仲ノ町3445-8
- 電話番号
- 0858-22-4409
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
徒歩1分
飛龍閣
明治に行われた皇太子行啓(後の大正天皇)の宿泊所として建設
1904(明治37)年に建てられ、当時の皇太子(後の大正天皇)の1907年の行啓の際の宿所として使われたのが飛龍閣です。御座所のほか寝殿、浴室、化粧室などが設けられ、国の登録文化財です。普段は一般公開されていませんが、外観を見ることができます。
▶ 詳しくはコチラ徒歩3分
大江神社
光格天皇の御生母である大江磐代君を祀る神社
大江磐代君は江戸時代の1744年に倉吉の湊町で生まれ、父に連れられて京に上りました。後に閑院宮典仁親王の女房となって3人の皇子を産み、そのうちの一人・祥宮兼仁親王が光格天皇となって、天皇の生母となりました。聡明で河道にも通じていたと伝わります。大江神社は大江磐代君を祀るために打吹公園内に建てられました。湊町には生誕の碑が建てられ、大岳院には母・りんの霊廟があります。
▶ 詳しくはコチラ徒歩15分
長谷寺
打吹山の静寂に佇む、奈良時代創建の古那
長谷寺は721年に創建されたと伝わる古刹です。本尊は十一面観音、本堂内の厨子は室町時代のもので、国の重要文化財に指定されています。また、本堂は京都の清水寺を思わせる懸造で、仁王門とともに県の保護文化財となっています。奉納絵馬が数多く所蔵されていることでも知られ、そのうちの巨勢金岡が描いたと伝わる白馬の図からは、夜な夜な白馬が絵馬から抜け出して暴れまわったという伝説もあります。
※絵馬堂見学は要事前連絡
- 住 所
- 倉吉市仲ノ町2960
- 電話番号
- 0858-22-3272
- 見学時間
-
拝観自由(本堂内見学9:00~17:00)
年中無休