長谷寺(はせでら)
本堂内厨子は国の重要文化財で
山陰地方で数少ない室町時代後期の建造物
長谷寺(はせでら)は法道上人が開いたといわれており、本尊の十一面観世音は、室町時代前後のものです。
伝説の白馬の絵馬はその代表的な存在です。
絵から飛び出し暴れ回った『抜け馬伝説』
昭和32年(1975)2月に県の保護文化財に指定された奉納絵馬が多く所蔵されており、巨勢金岡が描いたといわれる「天分18年白馬之図」は、夜な夜な絵から抜け出し、暴れまわったという伝説があります。
この絵馬をはじめ、古くは天文5年(1536)、そして天和・延宝・貞享・元禄・安永・天保・嘉永とそれぞれの時代に描かれたものが多く奉納されています。
舞台造りの堂内には大小約50点の絵馬が奉納されており、室町時代から明治時代までの風俗や庶民の信仰をを描いています。(絵馬堂見学は要事前連絡)
- 住所
- 鳥取県倉吉市仲ノ町2960
- 電話番号
- 0858-22-3272
- 定休日
-
年中無休
拝観自由(本堂内見学9:00~17:00)
- 駐車場
- 有
- 施設データ
- 【絵馬堂見学】 500円(要事前連絡)
来て見て触って聞いて一歩踏み込んだ体験をどうぞ。
何かご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
EXPERIENCE.1 長谷の牛玉授け
- 内容
- 毎年2月、打吹山の中腹にある長谷寺で行われる行事。牛玉宝印を記した福木を、商売繁盛・五穀豊穣・家内安全など1年の福を授かろうと、参拝客が競って奪い合います。
※コロナ禍で3密を避けるため、くじ引きに変更されることがあります。
- 時間
- 例年:2月第3土曜・日曜
EXPERIENCE.2 観音市
- 内容
- 牛玉授けの翌朝に、「観音市」として親しまれる市がたちます。古くは参拝客目当ての店が参道に並び、昔からの風情が楽しめます。
場所:本町通り(鳥取県倉吉市東仲町、西仲町、西町)
- 時間
- 例年:2月第3日曜 8:00~13:00