県立美術館と野外彫刻満喫

美術館を起点に、街全体がギャラリーへ。倉吉で、アート探訪の新しいスタイルを。
新たに開館した鳥取県立美術館と周辺にある野外彫刻を満喫できるコース。少し距離はありますが、天気のいい日は徒歩での移動がおすすめ。
鳥取県立美術館
鳥取の新たなアートの拠点
2025年春開館の、県立としては“ほぼ最後発”の美術館。鳥取県ゆかりの作家の作品のほか、話題となったアンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」など国内外の著名作家の作品も多数所蔵する。年間4回の企画展には「まんが王国」鳥取らしく漫画やアニメ関係の展覧会も含まれている。隣接する国の史跡・大御堂廃寺が歴史公園として整備され、県立美術館の「ひろま」やテラスからの眺望も見もの。美術館入り口には青木野枝氏の作品《しきだい》が設置されている。
- 住 所
- 倉吉市河原町3030-12
- 電話番号
- 0858-24-5442
- 開館時間
- 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌平日を休館)、年末年始(12月29日〜翌年1月3日)
徒歩15分
倉吉大橋、旧国鉄倉吉線上灘駅跡
オーダーメイドの彫刻作品を巡る
倉吉には高名な作家の手になる屋外彫刻がたくさん置かれています。県立美術館を見た後は、4カ所の親柱に彫刻が設置された倉吉大橋へ。澄川喜一氏の≪こっとい≫、第1回「倉吉:緑の彫刻賞」を受賞した黒川晃彦氏の≪帽子を被ったら歩いてみよう≫などが見られます。旧上灘駅跡には澄川氏の《TO THE SKY》が空に向かって伸びています。
- 住 所
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【倉吉大橋】倉吉市伊木
【上灘駅跡】倉吉市見日町400
徒歩30分
緑の彫刻プロムナード
数々の彫刻作品が並ぶ遊歩道
ここからは緑の彫刻プロムナードを徒歩で。この石畳の遊歩道は旧国鉄倉吉線上灘駅跡から打吹駅跡にかけての線路跡地で、総延長約1.8キロのところどころに、文化勲章を受章した澄川喜一、淀井敏夫両氏をはじめ向井良吉氏、山根耕氏など日本を代表する彫刻家の作品が置かれており、自由に見学できます。
市内にはこのほか倉吉パークスクエアや倉吉博物館周辺など市内のあちこちに籔内佐斗司、湯村光など著名な作家の作品が置かれています。
- 住 所
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鳥取県倉吉市明治町他
倉吉線鉄道記念館横